猫のペット保険加入は必要?不要?メリット・デメリットを徹底解説
2025.04.11 作成

猫のペット保険加入は必要?不要?メリット・デメリットを徹底解説

PNS編集部

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猫を飼っていても、ペット保険の加入が義務付けられているわけではありません。そのため、「うちは完全室内飼いでケガをする心配もないのでペット保険は不要では?」と考える飼い主さんもいることでしょう。

しかし、ペット保険が不要かどうかは、加入した場合のメリットとデメリットを理解した上で判断することが大切です。

今回は、猫のペット保険に加入するメリットとデメリットをはじめ、ペット保険に加入していないことで後悔する例や、ペット保険選びのポイントなどを解説します。

もくじ

    猫のペット保険は不要?

    猫のペット保険は不要?
    (Elvira/Adbe Stock)

    ペットには、人のような公的な健康保険制度がありません。そのため、病気やケガで動物病院を利用した際の治療費は、飼い主さんが全額負担する必要があります。

    猫の病気やケガにかかる治療費を、手術・入院・通院別に見てみると次のようになります。

    <犬猫の1回あたりの平均治療費>

    手術費(犬)20万0,515円
    (猫)19万1,571円
    入院費(犬)10万0,495円
    (猫)10万1,397円
    通院費(犬)1万3,739円
    (猫)1万2,402円
    ※ペット&ファミリー損保調べ。2023年4月~2024年3月の保険金請求データより算出

    ペット保険へ加入しておけば、補償対象となる病気やケガの治療費に対して、補償割合に応じて保険金を受け取れます。経済的な負担が軽減されることで安心して治療に専念できるため、万が一に備えたい飼い主さんにとっては、ペット保険は必要なものといえるでしょう。

    一方、猫が病気やケガをした際の治療費を、貯金などで全額カバーできる飼い主さんにとっては、ペット保険は不要かもしれません。

    このように、飼い主さんが考える「いざというときの備え方」によって、ペット保険が不要かどうかの判断は変わります。ただ、愛猫が病気やケガをしたときに、安心して治療を受けることができるよう、十分な備えをしておくことが大切です。

    猫のペット保険に加入するメリット

    猫のペット保険に加入するメリット
    (olezzo/Adbe Stock)

    猫のペット保険に加入するメリットは次の3つです。

    • 自己負担額を減らすことができる
    • 治療の選択肢が広がる
    • 病気の早期発見・早期治療につながる

    以下では、それぞれのメリットについて解説します。

    自己負担額を減らすことができる

    ペット保険に加入していない場合、動物病院での治療にかかる費用は全額自己負担です。負担を減らしたい場合は、あらかじめペット保険に加入しておくという選択肢があります。

    猫の治療費を積立貯金などで準備する飼い主さんもいますが、十分な金額が貯まる前に、入院や手術が必要な病気にかかってしてしまうことも珍しくありません。ペット保険へ加入しておけば、飼い始めてすぐなど積立額が十分でないタイミングに病気やケガをしても、補償対象の治療費であれば保険金を受け取れます。

    治療の選択肢が広がる

    猫の病気やケガによっては、数十万~百万円の治療費が必要になるケースもあります。十分な備えがない場合、経済的な理由で治療を諦めざるを得ない可能性もあるでしょう。

    ペット保険に加入しておけば、治療費の一部を保険金でまかなえるため、安心して愛猫を治療できます。経済的な不安が軽減された状態で治療方法を選べることから、症状や進行状況に合った最適な方針がとれるなど、治療の選択肢が広がります。

    病気の早期発見・早期治療につながる

    ペット保険への加入は、病気やケガの早期回復・早期発見につながる可能性もあります。愛猫に小さな体調の変化でも経済的負担をあまり気にすることなく、すぐに動物病院を受診できるようになるためです。

    猫特有のかかりやすい病気やケガがあることを知っておくと、早期発見につながります。例えば、猫は次のような病気やケガにかかりやすいとされています。

    猫に多い病気・ケガ
    ● 歯周病などの歯科疾患*
    ● 異物誤飲
    ● 腎不全
    ● 尿路結石症(尿石症)
    ●心筋症
    ● ガン

    ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫
    ● 多発性囊胞腎(のうほんじん)
    ● 肥大型心筋症
    ● 骨軟骨異形成症
    *乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。

    腎不全やガン、心筋症などは、早期発見・早期治療が大切です。歯周病などの歯科治療は、ペット保険によっては補償対象外の場合もあるため、加入する前に補償内容をしっかり確認しておきましょう。

    また、0~3歳などの若齢の場合、先天性・遺伝性疾患を発症する可能性もあるため、幅広い病気に備えておきたい場合は補償対象となっているか確認しておくとよいでしょう。

    猫のペット保険に加入するデメリット

    猫のペット保険に加入するデメリット
    (BrightSpace/Adbe Stock)

    猫のペット保険に加入するメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。

    • 保険料が無駄になってしまったと感じる可能性がある
    • 補償対象外となるものもある

    以下では、それぞれのデメリットについて解説します。

    保険料が無駄になってしまったと感じる可能性がある

    飼い主さんによっては、保険を使わないまま保険料が「無駄になった」と感じることがあります。ペット保険は掛け捨てであり、愛猫が健康で保険金請求の機会がないと、支払った保険料に見合うメリットを感じにくいためです。

    しかし、これまで健康だった愛猫でも、将来にわたって病気やケガをしないという保証はありません。犬や猫が「病気にかかった経験」の割合は、7歳以上から急増するという調査データもあります。

    また、若くてもケガや病気のリスクはあります。例えば、お迎えしてすぐは環境の変化で体調を崩しやすく、通院をすることは比較的多い点です。また、異物誤飲や飛び降りた際の骨折などは、若いうちによく見られるケガです。

    <犬猫が病気にかかった経験>

     7歳未満7歳以上
    39%80%
    40%60%
    参考:一般社団法人Team HOPE ペットのご家族さまアンケート結果報告書(2020年1月)

    そもそもペット保険は損得で考えるものではなく、万が一に備えるためのものです。突発的に高額な治療費の支払いが必要になり、経済的に苦しい思いをしないためにも、あらかじめペット保険で備えておくことが大切です。

    補償対象外となるものもある

    ペット保険には補償対象外となるものがあります。例えば、次のような理由で発生した費用に関しては補償されないのが一般的です。

    • ペット保険加入前から発症している病気やケガ
    • 避妊・去勢、出産にまつわる手術
    • 予防接種や健康診断など(健康体への予防的対応)
    • サプリメントや漢方薬の処方
    • 治療目的ではない爪切りや歯石取り
    • 葬儀やカウンセリング料

    また、ペット保険によって補償対象となる傷病は異なります。加入前に補償内容をしっかり確認しておかないと、万が一の際に十分な保険金を受け取れない可能性もあるでしょう。

    飼い主さんが納得できるペット保険に加入するためには、保険料と補償内容を総合的に検討することが大切です。

    【関連記事】
    ペット保険加入時のトラブルとは?

    猫のペット保険に入らなかった飼い主さんのよくある後悔

    猫のペット保険に入らなかった飼い主さんのよくある後悔
    (SHOTPRIME STUDIO/Adbe Stock)

    猫のペット保険に入らなかった場合、さまざまな理由で「入っておけばよかった」と感じる飼い主さんもいます。ここでは、よくある後悔の例を3つご紹介します。

    高額な治療費を自己負担することになった

    猫の治療費はすべて飼い主さんの自己負担です。高額な治療費が必要になった場合、ペット保険に加入していなければ、飼い主さんが全額を用意しなければなりません。必要な貯蓄を切り崩さなければならなくなることもあります。

    「以前、猫を飼っていたときにペット保険に入っておらず、高額な治療費の支払いに苦労した」と後悔した飼い主さんも少なくないのです。

    ペット保険に入れなくなった

    ペット保険は基本的に健康体でなければ入れません。加入時に健康であったとしても、病歴によっては加入できない可能性があります。

    また、ペット保険には年齢制限が設けられていることがほとんどです。7歳や8歳を超えると加入できるペット保険の選択肢が少なくなってしまいます。そのため、ペット保険は、愛猫が若くて健康なうちから加入しておくほうが安心です。

    【関連記事】
    ペット保険の加入条件とは?既往歴、年齢、年収など

    よく考えずに入って十分な保険金が支払われなかった

    ペット保険の補償内容はどれも同じというわけではなく、ペット保険によって異なります。補償対象外の病気やケガの治療費は保険金が受け取れないため、必ず加入前に補償内容を確認しましょう。

    また、補償割合や1日あたりの限度額などによっては、思っていたような保険金額が支払われないこともあります。補償割合とは、補償対象となる治療費に対して保険金が支払われる割合のことで、一般的には50%と70%のプランがあります。

    例えば、補償対象となる治療費が10万円だった場合、受け取る保険金は補償割合によって次のようになります。

    • 補償割合70%の場合…保険金額は7万円
    • 補償割合50%の場合…保険金額は5万円

    このように、加入したペット保険の補償割合によって保険金が異なる点に注意が必要です。

    【入るべき?】そもそも猫のペット保険とは?

    【入るべき?】そもそも猫のペット保険とは?
    (One /Adbe Stock)

    猫のペット保険に入るべきかどうか悩んだときは、そもそもペット保険がどのようなものかについての理解を深めてみましょう。飼い主さんや愛猫にとって、必要か不要かの判断がしやすくなるはずです。

    ここでは、ペット保険の補償内容について詳しく解説するとともに、ペット保険の仕組みや使い方をご紹介します。

    ペット保険で補償されるもの

    ペット保険で補償されるのは、基本的に補償開始後に発症した病気やケガの治療費です。加入前や待機期間中に発症した病気やケガについては補償されません。

    ペット保険によって補償対象となる治療費は異なりますが、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、対象となる治療費は以下の通りです。

    • 通院・入院・手術にかかった治療費
    • 診察料(再診料含む)
    • 時間外診料
    • 検査料
    • 処置料
    • 手術料
    • 入院料
    • 薬剤料
    • 材料(包帯、ギプスなど)
    • 医療器具使用料など

    ペット保険の中には、例えば、時間外診料は補償対象外になっているものもあります。また、補償対象となる病気は保険によって異なる点について詳しくは後述するものの、猫は若いうちから歯周病にかかりやすい傾向があり、歯科治療が補償対象外の場合もあります。

    一般的にペット保険で対象外となるのは、病気予防の目的で行うワクチン接種や健康診断、治療に該当しない避妊手術・去勢手術の費用など、症状がなく健康体に行う処置はペット保険の補償とはなりません。

    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    ペット保険の仕組みや使い方

    ペット保険とは、ペットが病気やケガを発症した際に、補償対象となる治療費に対して保険金が支払われる保険です。受け取れる保険金額は契約内容によって異なりますが、治療費の一部を保険金でまかなえるため、飼い主さんの自己負担額を減らすことができます。

    また、ペットには公的な保険がありません。そのため、1つの保険で、通院、入院、手術と幅広く備えられるものが一般的です。

    ペット保険の使い方は簡単です。保険金の請求には「窓口精算」と「後日精算」の2つの方法がありますが、ここでは、日本全国どの動物病院でも利用できる「後日精算」で保険金を受け取る方法をご紹介します。

    1. 病気やケガの治療のため、動物病院を受診する
    2. 動物病院の窓口で、いったん治療費を全額支払う
    3. 保険金請求に必要な書類をそろえる
    4. 保険会社に保険金を請求する
    5. 保険会社の確認後、保険金の支払い額が確定する
    6. 飼い主さんの銀行口座などに保険金が支払われる

    当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、必要書類に問題がなければ、必要書類が到着した日から20日以内に飼い主さんの指定口座に保険金が支払われます。

    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    【関連記事】
    ペット保険とは?仕組みや種類、補償期間、入るタイミングについて解説

    ペット保険の支払い事例

    ここでは、実際にあった通院や手術で高額になってしまった保険金請求事例を2つご紹介します。「ペット保険ではどのくらいの保険金が支払われるのか」「自己負担額はどれくらいになるのか」といったイメージがしやすくなるはずです。加入する保険によって補償内容は異なるため、あくまで参考程度に考えてください。

    【猫の治療事例】スコティッシュ・フォールド(7歳・女の子)

    歯肉炎の治療のため1日間通院し、全身麻酔にて処置を行いました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療費総額】

    治療総額3万7,070円

    ペット&ファミリー損保のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金   2万2,449円
    自己負担額1万4,621円
    ※免責金額(5,000円×1日=5,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合。請求事例をもとに簡易的に保険金支払い額を算出
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    【治療事例】異物誤飲・アメリカンショートヘア(0歳・女の子)

    異物誤飲で2日間入院し、1回手術しました。

    【治療期間】

    入院2日間、手術1回

    【治療費総額】

    治療費総額11万0,484円

    ペット&ファミリー損保のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金7万0,339円
    自己負担額4万0,145円
    ※免責金額(5,000円×2日=10,000円)
    ※治療費すべてが保険金の対象となる場合。請求事例をもとに簡易的に保険金支払い額を算出
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    猫のペット保険に関する注意点

    猫のペット保険に関する注意点
    (Evgenia Terekhova/Adbe Stock)

    猫のペット保険に加入する際には、注意すべき点があります。加入後に「知らなかった」と後悔することのないよう、特に次の2点についてはしっかりと内容を理解しておきましょう。

    • 補償される傷病はペット保険によって異なる
    • 1年ごとの契約更新になる

    以下では、それぞれについて詳しく解説します。

    補償される傷病はペット保険によって異なる

    ペット保険によって補償対象となる傷病は異なります。例えば、猫に多い歯周病の治療は、補償対象外の保険も珍しくありません。加入しようと検討しているペット保険が、猫がかかりやすい病気やケガをカバーしているかどうかを確認することが大切です。

    猫に多い病気・ケガ
    ● 歯周病などの歯科疾患*
    ● 異物誤飲
    ● 腎不全
    ● 尿路結石症(尿石症)
    ●心筋症
    ● ガン

    ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫
    ● 多発性囊胞腎(のうほんじん)
    ● 肥大型心筋症
    ● 骨軟骨異形成症
    *乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。

    特に、泌尿器系の疾患やガンは猫の死因として上位を占めます。悪化すると命にかかわるため、十分な保険金が支払われるかどうかを確認しておくことが大切です。

    参考:動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命と死亡原因分

    1年ごとの契約更新になる

    ペット保険は1年ごとに契約更新をします。更新時に年齢ごとに定められた保険料に変わり、年齢を重ねるごとに保険料が上がるのが一般的です。そのため、加入時の保険料だけではなく、一生涯を通じて「トータルでいくらかかるか」を計算することが重要です。

    ペット保険の中には、利用状況に応じて更新時に保険料の割増や特定の傷病を補償対象外とするといった条件を設けている場合があります。契約更新時の条件についても、加入前にしっかり確認しておきましょう。

    猫のペット保険選びに失敗しないためのポイント

    猫のペット保険選びに失敗しないためのポイント
    (topntp/Adbe Stock)

    猫のペット保険選びに失敗しないためには、補償内容をしっかり理解することが大切です。特に重視すべきは以下の2点です。

    • 高額な治療費の支払いに対応できるか
    • 利用可能な回数は十分か
    • 契約更新や失効などの条件を約款で確認する

    ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

    高額な治療費の支払いに対応できるか

    保険金の支払い金額の上限についても確認しましょう。

    入院・通院・手術を合わせて「年間最大補償額 200万円」など一見して補償が手厚いように見える保険でも、手術は1回「〇万円まで」、通院は1日「〇千円まで」など、入院、通院、手術それぞれに1日あたりの支払い限度額が設けられている場合、1日あたりの上限を超えた分はすべて自己負担になります。

    <犬猫の1回あたりの平均治療費>

    手術費(犬)20万0,515円
    (猫)19万1,571円
    入院費(犬)10万0,495円
    (猫)10万1,397円
    通院費(犬)1万3,739円
    (猫)1万2,402円
    ※ペット&ファミリー損保調べ。2023年4月~2024年3月の保険金請求データより算出

    犬猫の1回あたりの平均手術費は20万円前後、通院費は1万円以上である上に、平均よりも高い治療費が発生することも少なくありません。

    万が一の高額治療に備えるなら、「1日あたりの保険金支払い額の上限がない保険か」「上限金額が十分にある保険か」の確認が大切です。

    利用可能な回数は十分か

    猫は腎臓病や尿石症など通院が多い病気にかかりやすく、重症化すると頻繁な通院が必要になり年間で20回以上の通院をすることも少なくありません。通院と比較すると入院や手術の頻度は多くはないものの、骨折で手術を2回行ったり、異物誤飲をした数か月後にもう一度異物誤飲で手術をしたりという事例もみられます。

    そのため、入院、通院、手術それぞれの年間の利用上限回数も十分か確認するとより安心です。あわせて、利用回数のカウント条件も確認しておきましょう。慢性疾患や通院が多くなってしまった年でも、更新時に前年の利用回数がリセットされ更新後も同じ回数が使用できるものであれば安心して長く加入できるでしょう。

    契約更新や失効などの条件を約款で確認する

    ペット保険の中には更新時に、保険の利用状況によって保険料が割増しになったり、更新時に特定の傷病が補償対象外となるなど補償条件が変更されるものもあります。
    また、年間の支払い限度額まで保険金を受け取った場合、保険契約が失効になり更新ができないといった保険もあります。

    継続ができなかった場合や条件変更があった場合、それまでの病歴によっては他に新規加入できる保険がなくなってしまう可能性もあります。意図しない条件変更や継続できないといったトラブルを避けるために契約前に約款や重要事項説明書を必ず確認してから契約をするようにしましょう。

    なお、当社のペット保険「げんきナンバーわんスリム」では、保険の利用状況に応じた保険料の割増や契約更新時の補償内容の変更、年間の限度額まで保険を利用した場合の契約失効といった対応は行っていません。加入時と同じ補償内容、同じ限度額で更新し続けることができます。

    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    猫におすすめのペット保険なら『げんきナンバーわんスリム』

    高額治療費の支払いに強い猫のペット保険を選ぶならペット&ファミリー損保の『げんきナンバーわんスリム』がおすすめです。ペット&ファミリー損保は日本のペット保険会社の中で長い歴史を持つ会社の1つです。

    『げんきナンバーわんスリム』には3つの特徴があります。

    1. 高額治療・長期にわたる慢性疾患の治療に強い※1・2
    2. 10歳以上の保険料は一律※3
    3. 充実した補償内容「幅広い傷病に対応」※1・2

    商品の詳細は、WEBサイトをご確認ください。

    ※1 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※2 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「お支払い事例ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
    ※3 今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。

    1)高額治療・慢性疾患の治療に強い※1・2

    1日に複数の検査を行うような通院、手術や入院の内容によっては、治療費が高額になるケースも少なくありません。

    例えば、1日あたりの保険金支払い限度額が1万円の保険に加入していた場合、通院で10万円の治療が発生しても、1日あたりの限度額を超える9万円は自己負担となります。

    1日あたりの限度額なし!

    しかし、『げんきナンバーわんスリム』には、1日あたりの限度額がないため、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。

    年間の利用回数に制限なし!

    年間の利用回数にも上限がないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても、年間の限度額内であれば何度でも保険金の請求が可能です。

    猫に多い腎臓病は通院中心の治療となることが多いため、通院回数に制限がないのは大きなメリットといえるでしょう。

    2)10歳以上の保険料は一律※3

    ペット保険は人の保険と同様、年齢が高くなるほど保険料が高くなるのが一般的です。特にペットの年齢が10歳を超えると保険料が大きく値上がりする場合があります。

    保険料は10歳以降は一律ペット保険のペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

    『げんきナンバーわんスリム』は猫なら月々1,310円から*ご加入いただけ、生涯保険を続けられるように10歳以降の保険料は一律です。

    契約更新時の審査はないため、契約時と同じ条件で終身での継続が可能。将来の経済的負担を気にすることなく、安心して万が一の備えが続けられます。

    *プラン50(猫・初年度保険料1歳)の場合

    3)幅広い傷病に対応※1・2

    手厚い補償内容|ペット保険のペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

    『げんきナンバーわんスリム』は全国すべての動物病院に対応しています。通院、入院、手術はもちろん、時間外診療費にも対応。急な休日や夜間の診療でも安心です。

    さらに、ペット保険で補償対象外となりがちな、歯科治療、膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニア、先天性・遺伝性疾患、猫エイズ(FIV)も補償対象となります。

    先天性や遺伝性の病気が心配な0~3歳の若齢の犬猫も安心して加入いただけます。

    猫に多い以下の病気やケガの治療も幅広く補償します。

    猫に多い病気・ケガ
    ●歯周病などの歯科疾患※4
    ●異物誤飲
    ●腎不全
    ●尿路結石症
    ●心筋症
    ●ガン

    ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫
    ●多発性囊胞腎(のうほんじん)症
    ●肥大型心筋症
    ●骨軟骨異形成症
    ※4 乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。

    補償プラン

    補償プランはご都合に合わせて、シンプルでわかりやすい2種類からお選びいただけます。

    猫の補償ブラン|ペット保険のペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

    ※ 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※ 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「お支払い事例ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
    ※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
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    猫のペット保険に関するよくある質問

    猫のペット保険に関するよくある質問
    (mizina/Adbe Stock)

    初めて猫を飼う飼い主さんや、ペット保険に加入したことがない飼い主さんの場合、ペット保険に関して不明点もあることでしょう。そこで、以下のような猫のペット保険に関するよくある質問をご紹介します。

    • ペット保険に入れない病気は?
    • ペット保険に入らなくて後悔した理由は何ですか?
    • ペット保険に入っている人の割合は?

    ペット保険に入れない病気は?

    ペット保険には加入条件があるため、健康状態によって加入できない場合もあります。例えば、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、次の病気にかかったことがある(疑いを含む)ペットは加入できません。

    【かかったことがあると加入できない病気】

    悪性腫瘍(ガン)、腎不全、糖尿病、肝不全・肝硬変、副腎皮質機能低下症・亢進症、甲状腺機能低下症・亢進症、免疫介在性溶血性貧血、巨大食道症(食道拡張症)、膵外分泌不全、猫伝染性腹膜炎、猫白血病ウイルス感染症、猫免疫不全ウイルス感染症、特発性てんかん、水頭症

    加入できなくなる病気については保険会社によって異なるため、あらかじめ加入条件を確認しておきましょう。

    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    ペット保険に入らなくて後悔した理由は何ですか?

    「保険料が高い」「健康で元気に過ごしているので大丈夫」などの理由から、ペット保険に加入しなかった飼い主さんもいます。その場合、後悔しやすいのは「ペット保険に入りたくなったときに、入れなくなってしまう」という点です。

    ペット保険は、加入時にペットが健康体であることを前提にしています。健康状態が良くなかったり、前述のような病気に罹患したりすると、ペット保険に入りたくても入れなくなってしまいます。そのため、ペットが若くて健康なうちからペット保険への加入を検討することが大切です。

    ペット保険に入っている人の割合は?

    ペット保険に加入している飼い主さんの割合は、2024年3月時点で、国内では18.68%(※)です。10人に2人の飼い主さんがペット保険に加入しているといえます。

    人の医療保険と違って加入割合が少ないように感じるかもしれませんが、加入率は年々増加しています。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

    【関連記事】

    ペット保険の加入率とは?国内・海外の動向を解説

    ※日本のペット保険加入率:18.68%
    ※ 2024年3月時点、ペット&ファミリー損保調べ。主要ペット保険会社 8社(アニコム損保、アイペット損保、ペット&ファミリー損保、楽天損保、SBI プリズム少短、SBIいきいき少短、ペットメディカルサポート、FPC)の保有契約数と犬猫の飼育頭数(ペットフード協会「令和 5 年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」)より算出

    猫の健康と補償内容をよく考えてペット保険加入を検討しよう!

    猫の健康と補償内容をよく考えてペット保険加入を検討しよう!
    (Drobot Dean/Adbe Stock)

    猫は腎臓病やガンといった重篤な病気にかかりやすいとされています。ペット保険に加入しておくことで、万が一高額な治療費が必要になった場合でも飼い主さんの自己負担額を減らすことが可能です。

    ただし、ペット保険によって補償内容が異なる点には注意が必要です。例えば、ペット保険の中には歯科治療を補償対象外にしているものもあります。補償内容を確認して、愛猫に合ったペット保険を選びましょう。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

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