猫のペット保険には加入可能な年齢に条件があり、ペット保険によって「何歳から何歳まで入れるのか」という条件は異なります。一般的に年を重ねるにつれて加入できる保険は少なくなるため、ペット保険への加入は、愛猫が若く健康なうちから検討することが大切です。
そこで今回は、猫が何歳までペット保険に入れるのかをはじめ、加入に最適なタイミング、年齢別の病気やケガのリスクなどを詳しく解説します。
もくじ
猫のペット保険は、何歳でも加入できるわけではありません。必ず「何歳から何歳までなら加入できるか」を確認しておきましょう。
ほとんどのペット保険は新規加入が可能な年齢に下限や上限を設けています。具体的な年齢制限は、下限は0歳(生後0~60日以上)、上限は7歳~12歳あたりであることが一般的です。
加齢による健康リスクが増える8歳以降は、加入できるペット保険が少なくなる傾向があります。そのため、ペット保険への加入は愛猫が若くて健康なうちから検討することをおすすめします。
また、猫の場合、保護猫や野良猫を引き取って飼うこともあり、年齢がわからないというケースも少なくありません。その場合は動物病院で推定年齢を診断してもらうことで、ペット保険へ加入できます。
猫のペット保険は1年ごとに継続更新していくのが一般的ですが、保険によっては更新に条件を設けているものもあります。条件はペット保険によって異なり、中には一定の年齢に達すると更新ができなくなる場合もあるため注意が必要です。
特に、猫は犬よりも長生きする傾向にあります。犬の平均寿命は14.62歳、猫の平均寿命は15.79歳といわれています。※
安心して長く補償を受けられるペット保険を希望する場合は、新規加入の年齢条件だけでなく、更新時の条件についてもしっかり確認しておきましょう。
※一般社団法人ペットフード協会|令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査
猫のペット保険への加入は早めに検討することが大切です。保険の加入には年齢制限があるだけではなく、体調や病歴も関係があるからです。
ここからは、ペット保険への加入を早めに検討すべき理由を2つ紹介します。
愛猫がペット保険の年齢条件に当てはまっている場合でも、健康状態によっては加入できないことがあります。ペット保険は健康体を前提として作られているためです。
健康体であっても、病歴によっては加入できなくなる可能性があります。例えば、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、次の病歴があると加入できません(疑いを含む)。
● 悪性腫瘍(ガン)
● 腎不全
● 糖尿病
● 肝不全・肝硬変
● 副腎皮質機能低下症・亢進症
● 甲状腺機能低下症・亢進症
● 免疫介在性溶血性貧血
● 巨大食道症(食道拡張症)
● 膵外分泌不全
● 猫伝染性腹膜炎
● 猫白血病ウイルス感染症
● 猫免疫不全ウイルス感染症
● 特発性てんかん
● 水頭症
この中でも特に腎不全は猫がかかりやすい病気です。腎不全を発症すると、それ以降は新規のペット保険に入れなくなる可能性が高い上に、長期間にわたる通院治療が必要になり高額な治療費が必要になることもあります。
高額な治療費の自己負担額を減らしたいと考えるのであれば、愛猫が若く健康なうちにペット保険に加入して備えておくことが大切です。