犬のペット保険に加入する際の主な申込み方法には、インターネット、郵送、ペットショップがあります。それぞれの加入方法のメリットとデメリットを知り、飼い主さんにとって最適な加入方法を選びましょう。
今回は、犬のペット保険の入り方と加入条件について解説するとともに、加入するまでの流れや保険を選ぶときのポイントなどを紹介します。
もくじ
犬の保険の入り方には、主に次の3種類があります。
自分でペット保険を選ぶ場合は、インターネットもしくは郵送での加入となることが多いでしょう。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
ペット保険の多くは、スマートフォンやパソコンによる加入手続きが可能です。インターネットで加入する場合、最短で手続きした翌日から補償が始まる保険もあります。
インターネットでの加入は、他の方法よりも比較的手間がかかりません。書類の記入や郵送が不要で、手続きがオンラインで完結するためです。
例えば、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、インターネットでの加入は次のような流れになります。
このように、すべてオンライン上で手続きできます。「申込書の記入が大変」「できるだけ早くペット保険に入りたい」という飼い主さんは、インターネットでの加入を検討しましょう。
基本的にオンラインでスピーディーに手続きが完結することから、よく比較・検討しないまま加入してしまう可能性があるでしょう。
ペット保険は商品によって補償内容などが大きく異なります。自分のペットに合った保険を選ばないと、万が一のときに十分な保険金を受け取れない可能性もあります。保険料の安さだけではなく、補償内容を検討した上で加入するペット保険を決めることが大切です。
インターネットから加入できるペット保険の多くは、郵送での加入も可能です。
例えば、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、インターネットや電話によるお問い合わせ後、お知らせいただいた送付先に保険契約申込書や告知書などの書類やパンフレットが届きます。必要事項を記入し、ペットの写真を同封して返送すれば、書類をもとにした審査完了後に補償が開始されます。
資料請求することで、資料をもとに家族と相談したり他社のパンフレットと見比べたりして、じっくり時間をかけて自分に合ったペット保険を選べる可能性があるでしょう。
また、手元に資料が届くことから、インターネットで比較する場合よりも内容を混同しにくく、保険の内容をじっくり検討できます。それにより、加入後の誤解や勘違いを少なくできるというメリットもあるでしょう。
資料請求や申込書の郵送の場合、インターネットでの加入に比べて補償の開始が遅くなる可能性があります。
郵送の場合は、書類の取り寄せに数日~1週間程度、到着した申込書に記入をして返送、保険会社に届くまでに少なくとも数日はかかってしまいます。そのため、インターネットやペットショップなどでの加入に比べて補償開始が遅くなる点に留意してください。
ペットショップやブリーダーなどでペット保険に加入する方法もあります。ペットのお迎え時などに、そのお店で取り扱いのある保険に加入することができます。
ペットショップなどであれば、スタッフから説明を受けながら対面で契約手続きができます。インターネットで調べるのが苦手な場合や、人と話しながらペット保険について検討したい飼い主さんにとっては、安心できる方法です。
また、ペットショップで加入できる保険の場合、若齢で発症しやすい遺伝性疾患や先天性疾患なども補償される、加入の翌日から補償される、動物病院の窓口で自己負担額のみ支払えばよい窓口精算可能な保険の取り扱いがあるなど、補償内容の手厚い保険が多いです。
ペットショップなどで加入できる保険は補償内容が手厚い分、保険料が想定していたよりも高いと感じる場合もあるでしょう。
犬の保険に加入するまでの基本的な流れは次の通りです。
ここからは、それぞれのステップについて解説します。細かな内容は加入する保険によって異なるため手続きのイメージとして参考にしてみてください。
まずは保険加入に必要な以下のような書類を提出します。郵送の場合は書面を用意し、インターネットの場合はオンライン上での手続きになります。
それぞれの書類がどのようなものか、さらに詳しく見てみましょう。
契約申込書とは、その名の通り契約を申込むための書類です。保険会社によって異なりますが、主に次のような内容を記入します。
<契約申込書の主な内容>
項目 | 内容 |
---|---|
申込日(告知日) | 申込みをする日(書類提出日) |
契約者(申込人)情報 | 保険契約をする人の情報(契約者名や契約者住所、生年月日、性別、電話番号やメールアドレスなど) |
被保険者情報 | 飼い主さんの情報(被保険者名、生年月日、性別、住所、契約者との続柄など) |
保険料の支払い方法 | 口座振替やクレジットカードなど保険料の支払いに必要な情報 |
ペットの情報 | ペットの名前、種類、品種、性別、体重、生年月日など |
契約プラン | 補償割合、特約、割引など |
各項目についての詳しい書き方は、それぞれの保険会社の申込書に説明が記載されているので、記入前に確認して間違いのないように記入しましょう。
告知書とは、ペットの健康状態や病歴などを記入する書類です。告知書の内容が事実と異なると判明した場合、保険に加入できなかったり、解除されたりする可能性があります。
「今の健康状態だと不安だから、病気やケガのことは書かないでおこう」「病歴があるけれど、古い話なので伏せておこう」などとは考えず、必ず正しい情報を記入しましょう。過去に病気やケガをしたことがあっても、内容によっては条件付きで加入できる可能性もあります。
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補償対象となるペットを識別するため、ペットの写真も提出します。保険会社によって6ヵ月以内など、撮影日の指定があるため注意が必要です。
また、次のような写真は認められない可能性があります。
契約対象のペット識別のための写真なので、加入する保険の指定された条件を満たす写真を用意する必要があります。
ペット保険によっては、他の書類が必要になる場合があります。例えば、健康診断書です。保険会社から指定された健康診断を受け、その結果に基づき加入できるか審査されます。必要な場合、動物病院の診察を受けて医師の健康診断書をもらいましょう。
ペット保険に加入する前には、どのような書類が必要か確認しておきましょう。なお、当社の『げんきナンバーわんスリム』では健康診断書の提出は不要です。
ペット保険に申込むと、先にも少し触れた告知書の情報をもとに審査が始まります。審査によっては、ペット保険に加入できないこともあります。
告知書に記載する告知事項の内容は保険会社によって多少異なりますが、一般的な項目としては以下の通りです。
告知事項は、動物病院で診てもらった結果や正確な事実を記載することが大切です。
保護犬や野良犬など正確な年齢が不明な場合でも、ペット保険への加入は可能です。ただし、動物病院でペットの推定年齢を調べてもらう必要があります。
獣医師が歯や歯ぐきの状態、毛のツヤ、体つきなどを確かめて年齢を推測するのが一般的です。「年齢が分からないから、告知書には適当な生年月日を記入しよう」と自己判断で対処するのは避けましょう。
根拠なく告知を行い、年齢が異なっていた場合、保険料が変更されたり契約解除になったりする可能性があります。
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保険会社の審査に通ったら、ペット保険の加入が認められます。ペット保険には待機期間が設けられている場合があります。待機期間中に発症した病気やケガは補償対象外となるため注意が必要です。また、待機期間の長さはペット保険によって異なります。
中には「待機期間がない」ペット保険もありますが、その分、補償開始日までの期間を長くとっていることも珍しくなく、申込みをしてすぐに補償が始まるわけではありません。場合によっては待機期間がないペット保険のほうが、補償開始日が遅くなる可能性もあります。
補償の開始日をどのように定めているのかは保険会社によって異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
犬の保険には加入条件があります。ここでは主な条件を2つ紹介しますので、詳しくは関連記事をご覧ください。
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ほとんどのペット保険は、加入時の年齢に条件を設定しています。例えば、犬の場合、年齢の下限は0歳(生後30日もしくは45日以上など)、上限は7歳~12歳に設定しているペット保険が多い傾向があります。
これらの下限や上限はペット保険によって異なるため、補償内容などを確認するよりも先に、まずはペットが加入できる年齢に該当するかを確認するとよいでしょう。
また、年齢が若く健康なうちのほうが加入しやすいため、ペットを飼っている、あるいはこれからペットを飼う場合は、できるだけ早い段階でペット保険への検討・加入をしましょう。
基本的にペット保険の加入条件は、ペットが健康体であることです。持病があったりケガをしていたりすると、保険に加入できない場合があります。
また、健康体であっても、病歴によっては加入できない可能性もあります。「入りたくても入れない」といった事態にならないよう、健康なうちから加入を検討することが大切です。
ただし、病気の種類や保険商品によっては加入できる場合もあるので、複数のペット保険を詳しく調べて、加入可能な保険を探してみるといいでしょう。
ペット保険にはさまざまな種類があり、それぞれで内容や特徴が異なるものです。
ここでは、「どう選べばよいか分からない…」という飼い主さんに向けて、犬の保険を選ぶポイントを解説します。
犬がかかりやすい病気やケガが補償対象になっているかを確認しましょう。犬種によっても特徴がありますが、特に以下の傷病は犬に多く、ペット保険によっては補償対象とならない場合があります。
膝蓋骨脱臼(パテラ)は小型犬によく見られる症状です。補償対象外の場合、膝蓋骨脱臼(パテラ)に関する治療費はすべて自己負担になってしまいます。インターネットで加入する際にも、しっかりと確認をしておきましょう。
先天性・遺伝性疾患は一度発症すると完治は難しく、長期に渡って病気と付き合うことになる場合も多いため、補償対象となっているとより安心です。0~3歳などの若齢で発症することが多いため、若齢のペットの場合確認しておくとよいでしょう。
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補償割合とは、補償対象の治療費に対して「どれだけの割合が保険金として支払われるか」を表すものです。
補償割合は主に50%と70%に分かれます。例えば、補償割合が70%のペット保険に加入していて、補償対象となる治療費が10万円だった場合、保険金は7万円、自己負担額は3万円となります。
補償割合が高くなればなるほど自己負担額は減りますが、保険料も高くなる点に注意が必要です。また、補償割合を途中で変更するのは難しい場合があるため、加入時に飼い主さんの考え方に合った補償割合を選ぶことが大切です。
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ペット保険は、1年ごとに更新して継続するのが一般的です。更新時に審査がなく初年度と同じ条件で更新できる保険もあれば、更新時の審査で利用状況に応じて補償内容や保険料が変更になる保険などさまざまです。
ペット保険によっては、一定の年齢に達した場合や年間の限度額の上限まで保険を利用した場合は継続できないなどの条件がある場合があります。
保険の更新ができず病歴などで他の保険への新規加入も難しい場合、残りのペット生活は無保険状態になってしまう可能性もあるため、更新時の条件と終身で継続可能か必ず確認するようにしましょう。
保険金の支払い金額の上限についても確認しましょう。
入院・通院・手術を合わせて「年間最大補償額 200万円」など一見して補償が手厚いように見える保険でも、手術は1回「〇万円まで」、通院は1日「〇千円まで」など、入院、通院、手術それぞれに1日あたりの支払い限度額が設けられている場合、1日あたりの上限を超えた分はすべて自己負担になります。
<犬猫の1回あたりの平均治療費>
手術費 | (犬)20万0,515円 (猫)19万1,571円 |
入院費 | (犬)10万0,495円 (猫)10万1,397円 |
通院費 | (犬)1万3,739円 (猫)1万2,402円 |
犬猫の1回あたりの平均手術費は20万円前後、通院費は1万円以上である上に、平均よりも高い治療費が発生することも少なくありません。
万が一の高額治療に備えるなら、「1日あたりの保険金支払い額の上限がない保険」や「上限金額が十分にある保険」かの確認が大切です。
犬や猫に多いアレルギー疾患、下痢や嘔吐などの不調は、症状や体質によっては定期的な通院が必要になることがあります。一概に何回の通院があれば大丈夫と言えるものではないため、年間の保険金の支払い回数に制限がない、もしくは、十分にある保険を選んでおくと安心です。
骨折や膝蓋骨脱臼(パテラ)などの手術では、複数回の手術が必要になることもあります。1度異物誤飲をした子が、数か月後にもう一度誤飲をしたという事例もあるため、入院と手術の保険金の支払い回数も確認するようにしましょう。
ペット保険は1年ごとに継続更新していくのが一般的ですが、犬の平均寿命(※)は14.62歳、猫の平均寿命は15.79歳といわれています。
次の点もしっかりと確認して、安心して長く加入できる保険を選びましょう。
※ 令和5年全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)
高額治療費の支払いに強いペット保険を選ぶならペット&ファミリー損保の『げんきナンバーわんスリム』がおすすめです。ペット&ファミリー損保は日本のペット保険会社の中で長い歴史を持つ会社の1つです。
『げんきナンバーわんスリム』には3つの特徴があります。
商品の詳細は、WEBサイトをご確認ください。
※1 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
※2 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
※3 今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
1日に複数の検査を行うような通院、手術や入院の内容によっては、治療費が高額になるケースも少なくありません。
例えば、1日あたりの保険金支払い限度額が1万円の保険に加入していた場合、通院で10万円の治療が発生しても、1日あたりの限度額を超える9万円は自己負担となります。
しかし、『げんきナンバーわんスリム』には、1日あたりの限度額がないため、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。
年間の利用回数にも上限がないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても、年間の限度額内であれば何度でも保険金の請求が可能です。
ペット保険は人の保険と同様、年齢が高くなるほど保険料が高くなるのが一般的です。特にペットの年齢が10歳を超えると保険料が大きく値上がりする場合があります。
『げんきナンバーわんスリム』は月々1,560 円から*ご加入いただけ、生涯保険を続けられるように10歳以降の保険料は一定です。
契約更新時の審査はないため、契約時と同じ条件で終身での継続が可能。将来の経済的負担を気にすることなく、安心して万が一の備えが続けられます。
*プラン50(小型犬・初年度保険料1歳)の場合
『げんきナンバーわんスリム』は全国すべての動物病院に対応しています。通院、入院、手術はもちろん、時間外診療費にも対応。急な休日や夜間の診療でも安心です。
さらに、ペット保険で補償対象外となりがちな、歯科治療、膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニア、先天性・遺伝性疾患、猫エイズ(FIV)も補償対象となります。
先天性や遺伝性の病気が心配な0~3歳の若齢の犬猫も安心して加入いただけます。
犬や猫に多い以下の病気やケガの治療も幅広く補償します。
犬に多い病気・ケガ | 猫に多い病気・ケガ |
---|---|
●歯周病などの歯科疾患※4 ●椎間板ヘルニア ●異物誤飲 ●骨折 ●僧帽弁閉鎖不全症 ●ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ●膝蓋骨脱臼(パテラ) ●特発性てんかん ●若齢性白内障 ●進行性網膜萎縮症 | ●歯周病などの歯科疾患※4 ●異物誤飲 ●腎不全 ●尿路結石症 ●心筋症 ●ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ●多発性囊胞腎(のうほんじん)症 ●肥大型心筋症 ●骨軟骨異形成症 ●進行性網膜萎縮症 |
補償プランはご都合に合わせて、シンプルでわかりやすい2種類からお選びいただけます。
※ 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
※ 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
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犬のペット保険の申込み方法には、インターネット、郵送、ペットショップなどがあります。それぞれに特徴がありますが、手続きにかかる期間が異なり、場合によっては補償開始日が変わる可能性があります。
また、せっかくペット保険に加入しても、犬がかかりやすい病気・ケガが補償対象外になっていたり、年齢とともに保険料が負担になってしまったりすることもあります。
そのため、まずは自分のペットがどのような病気・ケガにかかりやすいか理解した上で、候補となるペット保険の補償内容や加入条件をしっかりと確認しましょう。ペットが若くて健康なうちに、ぴったりのペット保険を見つけて加入することをおすすめします。