ペットを迎えたいと思ったとき、ペットショップが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。気軽にふらっと立ち寄れるペットショップは、飼い主さんとペットが出会う場所に最適。ペットとの暮らしに必要な物を揃えるのにも便利です。しかし、気軽に入れる場所だからこそ「どんなペットショップか」にこだわりたいもの。今回は、ペットショップの選び方について解説します。
もくじ
ペットショップとは、ブリーダーなどから動物を仕入れ販売している店舗のことです。街中の路面店はもちろん、ショッピングモールやホームセンターに入っていることも多く、いつでもいろいろな種類の子犬や子猫を見ることができます。
純血種だけでなく、可愛いミックスに出会えることもあります。一度にさまざまな子犬・子猫の魅力に触れられるため、特定の犬種・猫種にこだわらない場合にはとても便利です。
また、店舗なので特別な予約は必要なく、営業時間内であればいつでも気軽に来店でき、自由に子犬や子猫の様子を見ることが可能です。
店頭に好みの子がいなくても、チェーン店であれば関連店舗から取り寄せてもらえることも。ペットフードや食器など、飼育に必要な物も揃っているので、お迎えの際にはアドバイスを受けながら同時に購入できるでしょう。
さらに、保険やしつけ教室、トリミングなど、動物に関するさまざまな情報やサービスを提供するペットショップもあります。
店舗がある限り、身近で気軽に頼れる場所として、ペットとの生活を支えてくれるでしょう。
海外には「アニマル・ウェルフェア」の考え方の浸透により、ペットショップへの規制が進んでいる国もあります。そのため、なんとなく「ペットショップ=悪」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、優良なショップならペットにとって安心できる環境が整えられていることが多く、必ずしもペットショップからペットを迎え入れることが悪いとは限りません。
大切なのは子犬・子猫の無計画な交配・繁殖や、不健康・不衛生な中で育てるといった問題行動、それにともなう飼育放棄をなくすことです。
同時に、ペットを迎え入れる飼い主さん側も「お迎えしたら一生涯面倒を見る覚悟、経済面、住環境が整っているか」が大切です。
などに意識を向け、適切なペットショップか見極める必要があります。
ペットショップなど動物を取り扱う業者は、第一種動物取扱業として都道府県等に登録しなくてはいけません。
登録認定を受けている業者は、登録番号や営業の種類、登録期限などを記した標識(または登録証)を店内に提示しています。見当たらない場合は、店員に声をかけ、確認しましょう。
生まれたばかりの子犬や子猫は可愛らしいものですが、心身ともに健康に成長するためには一定期間を親兄弟とともに過ごす必要があります。
動物愛護法では犬猫の販売は「生後56日を経過しないといけない」と定められているため、生後56日以内の子犬・子猫が売られている場合には注意が必要です。
子犬・子猫が過ごすスペースが清潔に保たれているかもチェックしましょう。
忙しい時間帯など一時的に行き届いていない場合もありますが、排泄物の処理は適切におこなわれているか、汚れた体を長く放置されていないか、悪臭や害虫は発生していないかなどを観察しましょう。
また、子犬や子猫が安心して眠ったり、立って遊んだりするスペースがあることも大切です。過剰な照明や音がないよう配慮されているかどうかもチェックしましょう。
ペットショップは、迎え入れるペットを実際に見せること、購入時に対面で健康状態を含むペットの情報を説明することが義務付けられています。
面倒がらずに丁寧な説明をおこない、疑問に対して誠実な対応をしてくれれば安心です。
誰でも予約なしで見られるペットショップは、かわいい子犬や子猫の姿を見られる貴重な場所です。
ペットをお迎えしたいと考えているなら、近隣のペットショップに何度か足を運んで子犬や子猫の様子を見るだけでなく、お店についてもチェックしてみましょう。
質問があれば店員さんとやりとりしてみるのもよいでしょう。何気ない会話の中で得られるアドバイスや、店員さんの人柄に触れれば、そのお店が良い店かどうかがよくわかります。
ペットは大切な家族の一員。楽しい暮らしの始まりに、長いペットとの生活のサポーターに、安心できるペットショップを選びたいものです。
【関連記事】
犬をお迎え(購入)する際の注意点まとめ!トラブルを防ぐために知っておきたいポイント
子犬の購入方法は?ペットショップとブリーダー、それぞれのメリット・デメリットとは?