めて猫を飼う人必見!猫の特性から飼い主さんの心構え、必要な準備までを解説
2023.08.22 作成

初めて猫を飼う人必見!猫の特性から飼い主さんの心構え、必要な準備までを解説

PNS編集部

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初めて猫を飼う場合には、どんな準備をすればいいのか、何に気をつければいいのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。猫と楽しく暮らすためには、事前に猫について理解し、家の中の環境を整えておくことが大切です。ここでは猫を初めて飼う皆さんに役立つ、猫との暮らしのコツを紹介します。

もくじ

    猫ってどんな生き物?

    めて猫を飼う人必見!猫の特性から飼い主さんの心構え、必要な準備までを解説
    (Esin Deniz /shutterstock)

    猫との暮らしを始める前に「猫とはどんな生き物なのか」を知っておくと、猫との暮らしはより豊かになり、トラブル防止にも役立ちます。

    猫の習性

    家の中で丸まって眠る猫を見ていると忘れそうになりますが、猫は肉食で強い狩猟本能を持つ生き物です。その本能は野生の猫はもちろん、ペットとして飼われている猫にも強く残っており、自分で餌をとる必要がなくても追いかけたり捕まえたりして遊ぶことを好みます。

    群れで過ごしてきた犬と違って単独で行動するマイペースな一面があり、縄張り意識も強くもっています。自分が過ごす空間はこまめにパトロールし、知らないものがあれば縄張りであることを示すためにマーキングや爪研ぎなどの行動を起こすこともあるでしょう。

    また、非常に綺麗好きでこまめに毛繕いを行い、排泄物は砂に埋めるなどトイレには特に神経質です。夜行性のため昼間はほとんど寝て過ごしていますが、深く眠っているのは3〜4時間程度。ほとんどの時間はうとうとしながら狩りや危険に備えています。

    祖先が砂漠地帯で過ごしていた名残から、水をあまり飲みません。水分の多いウェットフードを与えている場合には、特にその傾向が強いでしょう。ただし、あまりにも水分を取らない場合には、尿が濃くなるだけでなく、脱水や膀胱炎、結石などの危険性があるため注意が必要です。

    性格や性別によっても違いがある

    基本的な習性はあれど、猫種や性格、性別によっても違いがあります。独立心が強く、マイペースな傾向のある猫ですが、中には飼い主さんにべったりして過ごすのが大好きな子もいます。

    「猫はこうだから」と決めつけるのではなく、愛猫の様子をよく観察し、その子にあった過ごし方を見つけていくことが大切です。

    また、体の大きなオスに比べメスは小柄でスリム。より強い狩猟本能を持つオスに比べると、メスは比較的穏やかな傾向があります。

    運動量などは性別だけでなく猫種によるところも大きいので、猫をお迎えする前には自分のライフスタイルをよく考え、お互いに心地よく暮らせる猫種・性別・性格の子を見極めることが大切です。

    猫の気分のサイン

    言葉を話せない猫は、仕草や行動で感情を表現します。猫の気分を表すサインを知り、コミュニケーションに役立てましょう。

    機嫌がいいときのサイン

    • ゴロゴロのどを鳴らす
    • 体を擦り付けてくる
    • 前足でふみふみする
    • ゆっくりとしっぽを振る

    飼い主さんに撫でられているとき、留守にしていた飼い主さんが帰ってきたとき、甘えたいときなどによく見られる行動といわれています。

    これらの行動はわかりやすいため、飼い主さんにもキャッチしやすいでしょう。十分にコミュニケーションを図って愛情を伝えましょう。

    機嫌が悪い時のサイン

    • シャーと威嚇する
    • 低い声で鳴く
    • しっぽをパタパタと左右に動かす
    • しっぽを膨らませる
    • 耳が横に反っている(イカ耳)

    これらの様子が見られるのは、攻撃体制に入っているとき、強い恐怖を感じているときです。下手に刺激するのではなく、そっとしておいてあげましょう。

    猫との暮らしに必要なこと

    猫との暮らしに必要なこと
    (Chendongshan /shutterstock)

    猫との暮らしを始めるなら、さまざまな準備と心構えが必要です。猫との暮らしに必要なことをお伝えします。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    猫を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。2~3万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・キャットフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・猫砂
    ・消臭シート

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・爪とぎ
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、子猫が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

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    猫を迎える前に準備しておきたいもの
    猫を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    猫をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります。

    遊びながらコミュニケーションを図ろう

    マイペースでベタベタした関係をあまり好まないからといって、放置していいわけではありません。ペットとして暮らす猫にとって、飼い主さんは世界で唯一の遊び仲間であり家族です。

    短時間でもよいので、毎日一緒に遊んでコミュニケーションを図りましょう。狩りをする本能を満たせばストレスも発散でき、運動不足も解消されます。

    事故が起きない環境を整えよう

    外の世界に比べると一見安心に感じる家の中ですが、好奇心旺盛な猫には危険もたくさん存在します。特に、誤飲誤食や水の事故、脱走は、命の危険にもつながります。

    家の中にある電気コードや観葉植物も猫にとって危険になるかもしれません。「まぁ大丈夫だろう」という軽い気持ちで油断せず、危険なものは片付け、危ない場所には入れないようにしっかりと対策しておきましょう。

    必要なしつけをしよう

    人と猫が心地よく一緒に暮らすためにも、必要最低限のルールを覚えてもらいましょう。

    猫にしつけは難しいといわれているため好奇心旺盛な子猫のうちから猫が気に入るトイレや爪とぎなどを用意して覚えてもらうと悩みの種も減るでしょう。

    また、スプレー行動や脱走など、発情期特有の問題行動を抑制するために、早いタイミングで去勢や避妊手術についても考えておきましょう。

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    構いすぎずのびのび暮らせる時間を作ろう

    猫は高い場所を好み、上下にも移動します。キャットタワーや家具、段ボール箱などを組み合わせて安全に遊べる高い場所を作りましょう。

    また、猫は安全な場所から窓の外を眺めるのも大好きです。疲れたときに隠れ、安心して過ごせる場所と同時に工夫してあげるとよいでしょう。

    猫の健康管理

    猫の健康管理
    (GreenArt/shutterstock)

    かかりつけの動物病院をつくろう

    病気やケガなどの際、すぐに相談できるかかりつけの動物病院を作りましょう。いつも同じ獣医さんに見てもらえば、ちょっとした変化に気付いてもらえる可能性が増えます。

    また、しつけや食事、体質についてなど、日常のちょっとした相談をすれば、愛猫との暮らしをサポートしてもらえるでしょう。

    深夜や時間外、休診日に受診が必要になることもあります。ペットの救急病院を含め、複数の動物病院を調べておくと安心です。

    ワクチンで病気を予防しよう

    ワクチンは病気予防のためにも大切です。獣医師に相談しながら、必要なワクチンを必要な時期に打つようにしましょう。

    ペット保険で病気に備えよう

    猫を飼って多くの人が驚くことのひとつが、ペットの医療費が高額であることです。

    人とは違い公的な健康保険制度がないペットの治療費は、すべて自費治療です。通院だけでなく、入院や手術となれば、何十万円ものお金がかかることも。いざというときに困らないよう、ペット保険に加入しておくと安心です。

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    何よりも最後まで一緒に暮らす覚悟が大切

    何よりも最後まで一緒に暮らす覚悟が大切
    (Veera /shutterstock)

    準備することはいろいろありますが、一番大切なのは「何があっても最後まで一緒に暮らす」という覚悟です。

    病気や引っ越し、結婚、出産など、人生にはいろいろなことが起きます。たとえ困難があっても「どうすれば愛猫と一緒にくらせるか」「お互いに幸せでいる方法はないか」を考え、実行していくことが大切です。

    可愛い猫との暮らしを守るためにも、事前に準備できることは備えておきましょう。

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