ペット保険は保険会社や商品によって内容が異なるため、いくつかの商品を比較・検討する人も多いでしょう。ただ、ひとくちにペット保険といってもその種類はさまざま。どのペット保険を選べばいいのか分からない人も多いと思います。
「安いから」「有名だから」といった理由だけでペット保険を選んでしまうと、万が一のとき、十分な補償を受けられない可能性もあります。自分のペットに合った保険を選ぶためにも、比較すべきポイントを把握しておきましょう。
今回はペット保険で確認すべき比較ポイントを解説するとともに、おすすめの選び方やペット保険に関するよくある質問も紹介します。
もくじ
ペット保険を選ぶ際に比較するポイントは、以下の通りです。加入するペット保険によって内容が異なるため事前に確認するようにしましょう。
比較ポイント | 概要 |
---|---|
補償対象となる傷病(病気・ケガ) | ペット保険によって補償内容や補償対象となる傷病が異なります。 |
保険料 | ペット保険は年齢とともに保険料が上がるのが一般的なため、「高齢になっても払い続けられるか」を確認することが大切です。 |
新規加入条件 | 新規加入時には、年齢や健康状態などの条件があり、ペット保険によって異なります。 |
更新時の条件 | 一定の年齢に達すると更新できないなど、更新時に条件を定めているペット保険もあります。 |
補償割合 | 補償割合には50%、70%、100%などがありペット保険によって異なります。 |
支払い限度額 | 「年間の上限金額(限度額)」が決まっています。なかには、「1日あたりの上限金額」が設けられている場合もあります。 |
年間の支払い限度回数 | 年間の支払い回数に制限を設けているペット保険もあります。十分な回数か、どのようなカウント条件かを確認しましょう。 |
免責金額 | 保険金をご請求いただく際に、お客様に自己負担していただく金額のこと。 |
保険金の請求方法 | 精算方法には、窓口精算と後日精算の2種類があります。 |
補償範囲(通院・入院・手術) | ペット保険には、“通院・入院・手術の3つ”を補償する「フルカバー型」と“入院と手術のみ”、“通院のみ”など特定の治療費を補償する「特化型」があります。 |
お申込みから補償開始までの期間 | ペット保険には待機期間のあるものとないものがあります。待機期間がないペット保険でも、保険契約の開始までに時間がかかる場合もあるため、補償開始までの期間をチェックすることが大切です。 |
独自サービス(特典・優待) | 専用のホットラインを用意したり、24時間365日でしつけの相談ができたりと、保険会社によって独自のサービスを設けている場合があります。 |
特約 | 特約にはペット賠償責任特約、ペット火葬費用特約などがあります。特約を付帯すると、その分、保険料も高くなります。 |
時間に余裕があれば、口コミや評判をチェックしてみるのもよいでしょう。実際に加入している人の声から「自分のペットに合うかどうか」の参考にできるでしょう。
ここからはペット保険の比較ポイントをそれぞれ解説します。ポイントを中心に比較をしながら、飼っている犬種・猫種に合った保険を選びましょう。
最も重要視したいのは補償対象となる傷病です。補償対象となる傷病はペット保険によって異なるため、自分のペットがかかりやすい病気やケガをカバーしているかどうかを確認することが大切です。
かかりやすい病気をカバーできていなければ、万が一のときに十分な補償が受けられなくなってしまう可能性が高まります。したがって、保険料よりもまずは補償対象となる傷病を確認することをおすすめします。
例えば当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、以下の病気・ケガを補償します。
犬に多い病気・ケガ | 猫に多い病気・ケガ |
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・歯周病などの歯科疾患* ・椎間板ヘルニア ・異物誤飲 ・骨折 ・僧帽弁閉鎖不全症 ・ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ・膝蓋骨脱臼(パテラ) ・特発性てんかん ・若齢性白内障 ・股関節形成不全 | ・歯周病などの歯科疾患* ・異物誤飲 ・腎不全 ・尿路結石症 ・心筋症 ・ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ・多発性囊胞腎(のうほんじん)症 ・肥大型心筋症 ・骨軟骨異形成症 |
*乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。