子犬をお風呂に入れていい時期は?タイミングの見極め方とお風呂嫌いにしないコツ
2023.07.12 作成

子犬をお風呂に入れていい時期は?タイミングの見極め方とお風呂嫌いにしないコツ

PNS編集部

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子犬をお迎えしたら、お風呂はいつから、どのように入れたらいいのでしょうか。デリケートな時期の子犬の扱いは難しく、子犬とのお風呂にハードルを感じている飼い主さんは多いと思います。そこで本記事では、子犬をお風呂に入れる際のポイントや注意点を解説。コツをつかめば、愛犬とのお風呂はもっと楽しく簡単になるでしょう。

もくじ

    子犬期からお風呂を習慣づけるメリット

    子犬をお風呂に入れていい時期は?タイミングの見極め方とお風呂嫌いにしないコツ
    (Easy Morning/shutterstock)

    子犬はまだ体力がなくお風呂やシャンプーを開始していい時期には注意点があるものの、子犬期からお風呂に慣れてもらうことで成犬になってからのお手入れが楽になります。

    また犬をお風呂に入れる理由は、単に体をキレイにするだけではありません。お風呂が犬の健康にもたらすメリットを紹介します。

    皮膚トラブルの予防

    犬の被毛は見た目以上に汚れを吸着しています。被毛についた汚れはアレルゲンなどと結びつき、湿疹・皮膚炎などの皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

    皮膚病を予防するためにも、定期的にお風呂に入れることで皮膚を清潔に保つことが大切です。

    隠れた体の異変をチェック

    飼い主さんが犬の全身を確認できるチャンスは意外と少ないものです。

    お風呂でくまなく体を洗うことで、足や耳の裏、お尻の周り、被毛の下の皮膚など、普段は見えにくい場所に異変がないかを確認することができます。

    子犬をお風呂に入れるのはいつから?

    子犬をお風呂に入れるのはいつから?
    (EpicStockMedia/shutterstock)

    子犬のお風呂の開始時期目安を紹介します。具体的なスタート時期やシャンプーの頻度には体質や皮膚の状態などの個体差があるため動物病院と相談の上行うと安心でしょう。

    はじめての子犬のお風呂はワクチン接種から1週間以上たってから

    子犬のお風呂は予防接種が完了してから始めるのが一般的です。子犬は体温調節が難しく、予防接種前は免疫力も弱い状態。お風呂デビューが早すぎると体調を崩す恐れもあります。

    ワクチンの抗体ができるまでには1週間程度かかるといわれていますが、子犬のお風呂はワクチンの抗体が確実に作られてからが安心です。

    初めてのシャンプーができたら、月1~2回程度の頻度でシャンプーを行うのが一般的でしょう。

    飼い主さんのボディタッチ・生活音に慣れているか

    飼い主さんに触れられることに慣れておらず触られたくない場所があったり、抱っこに慣れていなかったりすると飼い主さんが体を洗うのは難しいです。また、大きな音に敏感な犬はお風呂のシャワー音を怖がることもあります。

    ボディタッチもシャワー音も、訓練すれば苦手意識や抵抗感は薄れていきます。お風呂でのシャンプーは、子犬の警戒心や緊張感がある程度とれてから行うとよいでしょう。

    子犬をお風呂嫌いにしないコツ

    子犬をお風呂嫌いにしないコツ
    (Masarik/shutterstock)

    子犬を無理にお風呂に入れない

    子犬にお風呂を好きになってもらうには、無理強いをしないことが肝心です。抵抗されながらの入浴は、犬も飼い主さんも体力を消耗します。お風呂を嫌がる場合は、ドライシャンプーなどから始めて構いません。

    水洗いは部分洗いから挑戦し、徐々に洗う範囲を広げていくのもよいでしょう。

    子犬用のお風呂グッズを用意する

    子犬のお風呂は、次のようなアイテムがあるとよりスムーズに進められます。

    犬用シャンプー

    子犬に限らず犬をお風呂に入れる際は、犬用のシャンプーを用意しましょう。犬の皮膚は非常に薄く、敏感です。人用のシャンプーは、犬用商品に比べ刺激が強く皮膚を傷める可能性があるため使用しないでください。

    犬用シャンプーはどの犬にも使えるタイプのほか、特定の犬種のために作られた商品、子犬向け商品などさまざまな商品が発売されています。

    皮膚への刺激が気になる場合は、低刺激成分や保湿成分を配合した商品を選ぶとよいでしょう。

    スポンジ

    子犬の汚れをやさしくスッキリ洗い上げるには、シャンプーの泡立ちのよさもポイント。スポンジがあれば豊かな泡をスピーディーに作れます。

    ふわふわの泡は皮膚の摩擦も防いでくれるので、犬も心地よく感じるでしょう。

    バスタブ

    バスタブを活用すると、子犬を落ち着かせやすくなります。特に、活発で好奇心旺盛な子犬のお風呂はバスタブがあると楽です。

    近年はコンパクトに折りたためるタイプもあり、収納スペースが少ない家でも取り入れやすいでしょう。

    子犬がお風呂でリラックスできるように工夫

    子犬はお風呂の間、濡れることやシャワーの音に神経質になっている可能性が高いです。子犬がリラックスできるよう飼い主さんは気を配りましょう。

    たとえば、「気持ちいいね」など、飼い主さんの声かけがあるだけで子犬の心持ちは違います。「洗う」というより「スキンシップをとる」つもりで飼い主さんもお風呂を楽しむとよいかもしれません。

    シャワーの音を怖がる場合は、シャワーヘッドにタオルを巻いたり、ヘッド部分を取り外したりすると、音のボリュームを抑えられます。お風呂上がりにはフードなどのご褒美をあげましょう。

    お風呂に入ればご褒美があることを覚え、お風呂へのモチベーションが上がります。

    お風呂上がりのケアも丁寧に

    乾き残しはニオイや皮膚トラブルにつながるため、お風呂上がりはしっかり体を乾かします。タオルだけでなくドライヤーも活用し、水気を取り除きましょう。

    ドライヤーの音が苦手でも、極力活用するのがベター。静音性の犬用ドライヤーを取り入れるのもよいでしょう。

    お湯の温度や具体的なシャンプーの仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。

    犬にシャワーをかけても問題ない?上手なシャンプーの仕方
    【獣医師監修】犬のトリミングの適切な頻度とその効果とは!?

    まとめ

    人にとってお風呂はリフレッシュやリラックスできる時間です。

    せっかくお風呂に入れるなら、愛犬にも同じ気持ちよさを感じてもらえるよう、飼い主さんはお風呂を始めるタイミングや洗い方のポイントをしっかり理解しておきましょう。

    著者・監修者

    PNS編集部

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