今加入しているペット保険を見直して他のペット保険に加入する場合は、保険料だけで比較するのではなく、補償内容などいくつかの点に注意しながら比較・決定することをおすすめします。 そこで今回は、ペット保険を見直して乗り換えを検討する際に知っておくべき注意点や乗り換えのタイミング、保険の選び方などを解説します。
もくじ
現在加入しているペット保険を解約し、他のペット保険に乗り換えるときは、つい月々の保険料を中心に比較・検討してしまいがちです。しかし、ペット保険は保険商品によって大きく異なります。
次の点に注意せず乗り換えてしまうと、ペットに万が一のことがあった際に後悔する可能性があります。
以下では、これらの注意点について詳しく解説します。
ペット保険の乗り換えを検討する際にまず確認しておきたい点は、補償対象となる傷病についてです。ペット保険では、保険会社やプランによって補償対象となる傷病が異なります。
そのため、備えておきたい傷病が乗り換え先の保険でも補償されるか事前にチェックしておきましょう。特に、以下はさまざまな犬種・猫種においてみられることの多い傷病です。
また、ご自身のペットがかかりやすい病気やケガが補償対象となるかも確認しておきましょう。
ほとんどのペット保険では加入可能な年齢に上限が設けられています。高齢になってから保険を変えようとしても、ペットが加入年齢の上限に達していると乗り換えることができないため、ご自身のペットの年齢がいくつであるかは特に注意すべきポイントです。
条件は保険会社によって異なりますが、おおむね7~12歳に設定されていることが多いでしょう。『げんきナンバーわんスリム』の場合、「7歳11カ月まで」が新規加入可能な年齢上限です。
ペット保険の乗り換えを検討する際には、乗り換え先の審査期間や待機期間の長さも確認しましょう。審査期間や待機期間の長さによって、保険金の請求が可能な時期も変わるからです。
これら2点を確認し、なるべく補償がない期間を作らず乗り換えることがポイントです。なお、一般的には、短期間に限り、一時的に2つの保険に重複して加入するケースが多いでしょう。
ペット保険は健康体であることを加入条件としているため、過去にかかったことのある病気やケガ、現在治療中の病気やケガがある場合、乗り換え先のペット保険では保険金のお支払い対象とならない場合があります。現在は治っている過去の傷病も補償対象となるのかは確認するようにしましょう。
既往症や治療中の病気・ケガがある場合、乗り換えは次の3つのケースに分かれます。
治療中の傷病がある場合は加入できないことが一般的ですが、完治後であれば加入できることもあります。治療が終わっていても、過去に以下の病気になっている場合や疑いありと診断されている場合は加入を断られてしまう可能性が高いでしょう。
ペット保険会社によって加入できるかどうかの基準は異なります。既往歴や治療中の傷病がある場合は、事前の確認をおすすめします。
現在加入しているペット保険の解約までの期間と乗り換え先のペット保険の加入時期が重なると、保険料を二重で払うことになります。
万が一、加入期間が重なっている時期に病気やケガを生じた場合は、2社への保険金請求が可能ですが、治療費以上の保険金を受け取ることはできません。
ペット保険は1年ごとに契約を更新し、保険料も年齢に応じて変わるのが一般的です。契約更新時には、審査がなく契約初年度と同じ条件で更新ができる場合や、更新時に審査があり結果によっては補償内容や保険料などの条件が変わる場合など保険商品によって異なります。
また、年間の利用回数に上限がある保険の場合、更新後の利用回数などの条件も確認しておくとよいでしょう。
ペット保険を乗り換えるタイミングによっては、無保険期間ができたり、二重支払いになったりすることがあります。そのため、スムーズな乗り換えにはタイミングの見極めが大切です。
ペット保険の乗り換えをスムーズに行うなら、次のタイミングがおすすめです。
以下では、それぞれのタイミングをおすすめする理由と、乗り換えのタイミングで気をつけるべき点について解説します。
ペット保険は保険会社やプランによって補償内容は異なるため、必ずしも現在加入している保険が最適であるとは限りません。現在加入しているペット保険の補償内容に不安を感じ、より適していると感じるペット保険を見つけた場合は乗り換えを検討しましょう。
ペット保険は年齢とともに保険料が高くなることが一般的です。若いうちの保険料は安くても、年々高額になり負担に感じることが分かった場合は、早いタイミングで乗り換えを検討するとよいでしょう。
ただし、安易に安い保険に乗り換えてしまうと補償内容が不十分だったという場合もあるため、補償内容は十分に比較することをおすすめします。月々の保険料は高くなっても、生涯を通じてかかるトータルの保険料が安くなる場合には乗り換えを検討するのもひとつでしょう。
ペット保険の乗り換えのタイミングでは次の点に気をつけましょう。
以下では、それぞれの理由について説明します。
ペット保険の乗り換えでは無保険期間を作らないことが大切です。無保険期間中に病気やケガをしてしまうと、補償が受けられないためです。
無保険期間を作らないためには、「解約する保険会社の保険期間が終了する日」と「乗り換え先の審査期間や待機期間が終了する日」を合わせる必要がありますが、タイミングを完璧に合わせることは容易ではありません。「もしものときに備えたい」と考えるのであれば、加入期間が重ならないようにすることよりも、無保険期間を作らないことを優先的に考えましょう。
ペット保険は加入時の年齢によって保険料が変わります。つまり、加入時期が誕生日を迎える前か後かによって保険料が変わるのです。特に、乗り換えたいペット保険の新規加入可能な上限年齢とご自身のペットが近い場合は、期日を過ぎてしまうと乗り換えることができなくなってしまいます。
ペット保険の乗り換えは、余裕を持って、誕生日のおおよそ3ヵ月前から検討することをおすすめします。
現在加入しているペット保険と乗り換えを検討しているペット保険の両方にメリット・デメリットがあり、ペット保険の乗り換えに迷ってしまうことも少なくありません。そのような場合には、次のケースに当てはまるかをチェックしてみましょう。
以下に当てはまる場合は、ペット保険の乗り換えがおすすめです。
現在加入しているペット保険がペットのかかりやすい病気やケガをカバーしていない場合は、乗り換えを前向きに検討しましょう。大きな病気やケガをしてしまう前に、乗り換えを検討することが大切です。
また、乗り換えはペットが7歳になるまでに行うことをおすすめします。特に8歳を超えると、乗り換えられるペット保険は少なくなるでしょう。
以下に当てはまる場合は、乗り換えをせず現在の保険に加入し続けることをおすすめします。
現在病気やケガをしている場合、基本的に乗り換えることはできません。ペット保険はペットが健康体であることを前提に作られているからです。治療が終わっていても、悪性腫瘍など再発リスクが高い病気を過去にしている場合、新しいペット保険に加入するのは難しいでしょう。
また、ペットが8歳を超えている場合、年齢上限に引っかかる可能性があります。また、補償内容と保険料に不満がない場合も、無理に乗り換えを検討する必要はないでしょう。
ここからは具体的にペット保険の乗り換え方法を紹介します。一般的な乗り換えの方法は以下の通りです。
まずは乗り換え先のペット保険を探しましょう。
現在加入中の保険や乗り換え先の保険の重複加入が可能かどうかは、ペット保険によって異なるためその点も確認して乗り換えのスケジュールを立てるとよいでしょう。
乗り換えの準備が整ったら、現在加入している保険会社に連絡して解約します。解約方法は保険会社によって異なるため確認しましょう。基本的には、解約手続きに必要な書類を期日までに提出するという方法になります。
なお、保険料を年払いで支払っている場合、加入しているペット保険によっては返戻金を受け取れる可能性があります。
ペット保険にはクーリングオフ制度があります。万が一ペット保険の新規契約後に契約を取り消したい場合には、一定期間内であればクーリングオフ制度を利用することができます。条件に当てはまれば、払い込まれた保険料が保険会社から返還されます。
クーリングオフの方法は各社によって異なるため、加入している保険会社の規約を確認しましょう。
ペットの万が一に備えるためには、ペット保険の内容をきちんと理解し、その内容に納得したうえで加入することが大切です。ここではペット保険の乗り換えや見直しの際に特におさえておきたい4つのポイントを紹介します。
以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
まずは補償内容をチェックしましょう。乗り換え先のペット保険が、現在加入中のペット保険と同じ補償内容であるとは限りません。例えば、以下の点は保険会社によって補償の可否が分かれます。
幅広い補償内容であるほど安心ですが、何よりも飼い主さんの希望やペットの特徴に合った補償内容であることが大切です。
ペット保険は目先の保険料だけではなく、生涯を通じた保険料で比較し判断することが大切です。一見手ごろな保険料に見えても、「10歳以降の料金がかなり高くなる」といったペット保険も少なくありません。
乗り換えのタイミングで保険料の支払い方法についても見直しましょう。一般的に保険料は年払いにすると割引が適用されることが多いため、年間の保険料を抑えたい場合は年払いを選択するとよいでしょう。
支払限度額や回数制限も確認しましょう。ペット保険のなかには「1日あたりの支払限度額」や「年間の利用回数」に制限を設けているものもあります。このような制限がある場合、治療費を保険金で十分にカバーできないこともあります。
例えば、「通院の補償は1日あたり1万円まで」といったペット保険の場合、1万円を超えた分の治療費は自己負担となります。病気やケガによっては、通院でも1日あたりの治療費が高くなる場合はありますし、通院回数が増えることもあります。
長期的にみると、支払限度額や回数制限のないペット保険やそれぞれの上限が高い保険の方が使い勝手がよい場合もあるでしょう。
ペット保険には2種類の精算方法があります。
窓口精算は便利なシステムではあるものの、窓口精算に対応しているペット保険や動物病院はそれほど多くはありません。また、窓口精算に対応している保険は、保険料も高い傾向にあります。
一方、後日精算は全国の動物病院で対応が可能です。保険料も比較的手ごろなものが多いでしょう。
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ペット保険とは?動物病院を受診する前に知っておきたい使い方や選び方
高額治療費の支払いに強いペット保険を選ぶならペット&ファミリー損保の『げんきナンバーわんスリム』がおすすめです。ペット&ファミリー損保は日本のペット保険会社の中で長い歴史を持つ会社の1つです。
『げんきナンバーわんスリム』には3つの特徴があります。
商品の詳細は、WEBサイトをご確認ください。
※1 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
※2 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「お支払い事例ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
※3 今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
1日に複数の検査を行うような通院、手術や入院の内容によっては、治療費が高額になるケースも少なくありません。
例えば、1日あたりの保険金支払い限度額が1万円の保険に加入していた場合、通院で10万円の治療が発生しても、1日あたりの限度額を超える9万円は自己負担となります。
しかし、『げんきナンバーわんスリム』には、1日あたりの限度額がないため、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。
年間の利用回数にも上限がないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても、年間の限度額内であれば何度でも保険金の請求が可能です。
ペット保険は人の保険と同様、年齢が高くなるほど保険料が高くなるのが一般的です。特にペットの年齢が10歳を超えると保険料が大きく値上がりする場合があります。
『げんきナンバーわんスリム』は月々1,560 円から*ご加入いただけ、生涯保険を続けられるように10歳以降の保険料は一律です。
契約更新時の審査はないため、契約時と同じ条件で終身での継続が可能。将来の経済的負担を気にすることなく、安心して万が一の備えが続けられます。
*プラン50(小型犬・初年度保険料1歳)の場合
『げんきナンバーわんスリム』は全国すべての動物病院に対応しています。通院、入院、手術はもちろん、時間外診療費にも対応。急な休日や夜間の診療でも安心です。
さらに、ペット保険で補償対象外となりがちな、歯科治療、膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニア、先天性・遺伝性疾患、猫エイズ(FIV)も補償対象となります。
先天性や遺伝性の病気が心配な0~3歳の若齢の犬猫も安心して加入いただけます。
犬や猫に多い以下の病気やケガの治療も幅広く補償します。
犬に多い病気・ケガ | 猫に多い病気・ケガ |
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●歯周病などの歯科疾患※4 ●椎間板ヘルニア ●異物誤飲 ●骨折 ●僧帽弁閉鎖不全症 ●ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ●膝蓋骨脱臼(パテラ) ●特発性てんかん ●若齢性白内障 ●進行性網膜萎縮症 | ●歯周病などの歯科疾患※4 ●異物誤飲 ●腎不全 ●尿路結石症 ●心筋症 ●ガン ≪先天性・遺伝性の可能性がある病気≫ ●多発性囊胞腎(のうほんじん)症 ●肥大型心筋症 ●骨軟骨異形成症 ●進行性網膜萎縮症 |
補償プランはご都合に合わせて、シンプルでわかりやすい2種類からお選びいただけます。
※ 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
※ 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「お支払い事例ページ」「重要事項説明書」等をご覧ください。
※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
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ペット保険の乗り換えを考えるのであれば、早めの検討がおすすめです。人と同じで、ペットも高齢になるほど病気のリスクが高まるうえ、病気やケガをしてしまったあとでは乗り換えができなくなる可能性があるからです。
ペット保険の乗り換えでは、保険料だけに注目するのではなく、補償内容や補償範囲などをしっかりと確認し、飼い主さんの希望やペットの特徴にマッチするものを選びましょう。