ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬は熱中症に注意!危険な症状や予防法、治療費について解説
2022.08.12 作成

ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬は熱中症に注意!危険な症状や予防法、治療費について解説

PNS編集部

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犬は暑さに弱い生き物です。特に、ゴールデン・レトリーバーのような大型犬は小型犬に比べて体温を下げにくいといわれています。万が一、愛犬が熱中症で病院にかかることになった場合、治療費は10万円を超えることもあります。気温が上がる季節を迎える前に、熱中症の症状や予防と対策、治療費などについて知っておきましょう。

もくじ

    大型犬は暑さに弱い!熱中症になりやすい犬の特徴

    ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬は熱中症に注意!危険な症状や予防法、治療費について解説
    (Perapat Suksaran/shutterstock)

    皮膚に汗腺のない犬は、口を開けてハアハアと息をするパンティングによって体温を調節します。人のように汗をかいて体全体から熱を逃すことができないため、犬種にかかわらず犬は暑さに弱いのです。

    ゴールデン・レトリーバーのような大型犬は、肺が大きく暑い空気が体内に入りやすいことや運動量が多いことから、小型犬に比べて体温が下がりにくいといわれています。

    その他にも、以下の特徴を持つ犬は熱中症になりやすいです。

    興奮しやすく元気な犬

    しつけ前で興奮を抑えられない子、好奇心旺盛で動きが激しめの子は体温が上がりやすいです。遊びに夢中になって水分補給を忘れると、さらに熱中症リスクが上がるため注意しましょう。

    子犬や高齢犬など体力のない犬

    生理機能が未発達の子犬や体力の衰えた高齢や病気の子は、生理機能が弱く体温調節が上手くできない場合があります。体力がなくなっているとちょっとしたことが大事につながります。

    肥満の犬

    また、脂肪はいったん熱を蓄えると逃しにくいという特徴があります。暑い環境に長時間いることで脂肪がゆっくりと熱を蓄えてしまうと、なかなか体温を下げられず熱中症になってしまう可能性があるため、肥満の子も注意が必要です。

     

    犬の危険な熱中症の症状とは?

    犬の危険な熱中症の症状とは?
    (Anna Goroshnikova/shutterstock)

    熱中症の症状は、程度によって異なります。初期症状と危険な症状に分けて解説します。

    熱中症の初期症状

    熱中症の初期症状として、次のものが挙げられます。

    • 呼吸が荒い
    • 口の中や舌が赤い
    • よだれが多い
    • 落ち着きがない
    • ボーっとしたりフラフラしたりしている
    • 横になって起き上がろうとしない
    • 元気がなくぐったりしている
    • 心拍数が普段より上がっている

    これらの症状が見られたら、日陰に移動して体を冷やし、うちわなどで仰いで重症化を防ぎましょう。ちょっとした違いを見逃さないよう、普段から愛犬の様子をチェックしてあげてください。

    熱中症の危険な症状

    暑い環境にいて次の症状があらわれた場合、熱中症が進行している可能性があります。

    • 下痢や嘔吐が見られる
    • 血尿や血便、吐血が見られる
    • 痙攣や震えがある
    • 歯茎が白かったり、粘膜や舌が青紫になったりしている
    • 呼んでも反応せず、意識がない

    このような症状が見られたら、涼しい場所でワキや首元など太い血管のあつまる部分を冷やしつつ、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

    愛犬に熱中症の症状が見られたときの対処法や治療法について、詳しくはこちらをご覧ください。

    【関連記事】
    【獣医師監修】危険!愛犬の熱中症・病気のサイン、応急処置、治療法、予防策を知っておこう

    大型犬を熱中症にさせないためのポイント

    大型犬を熱中症にさせないためのポイント
    (Tatyana Vyc/shutterstock)

    熱中症予防として、次の点を心がけましょう。

    • 日中の屋外での激しい運動は避ける
    • 散歩は涼しい時間帯にする
    • 水分補給と日陰での休憩をこまめにとる
    • 暑さ対策グッズを利用する
    • エアコンを活用して部屋の温度や湿度を管理する

    暑い季節は、愛犬を暑い環境にさらさないことが大切です。

    ゴールデン・レトリーバーなどの長毛種もサマーカットをしてもよい?

    長毛種でも、ゴールデン・レトリーバーのようなグルーミング犬種であれば、積極的に被毛をカットしなくてもよいでしょう。

    グルーミング犬種とは、上毛と下毛のあるダブルコートで換毛期に毛が生え変わる犬のこと。対して、シングルコートでカットしないと被毛が伸び続けるような犬をトリミング犬種といいます。愛犬のサマーカットは、長毛種であることよりもトリミング犬種に該当するかを基準に考えてみてください。

    ただし、被毛をカットすることでノミやダニにかまれやすくなったり、紫外線を直接受けて肌を傷つけたりしてしまう可能性もあります。できればエアコンなどで室温管理することを優先し、どうしても被毛が気になる場合にトリミングサロンに相談することをおすすめします。

    愛犬が、体を触られることやカットされることに慣れていれば、飼い主さんが自分でカットすることも可能です。

    【関連記事】
    【獣医師監修】犬の暑さ対策はどうする?日本の夏を快適に過ごす方法

    大型犬が熱中症になったら…治療費はいくらかかる?

    熱中症は、早期発見し症状が軽い段階で適切な処置ができるかどうかで治療内容や治療費にも大きな差が出ます。ここでは、大型犬の熱中症の治療費の事例を紹介します。(ペット&ファミリー損保の請求事例より)

    ゴールデン・レトリーバー(5歳・男の子)

    ゴールデン・レトリーバー(5歳・男の子)
    (135pixels/shutterstock)

    8月に熱中症になり12日間入院し治療を行いました。熱中症の症状が進んでしまっていたため、退院後は寝たきりとなり、退院後も定期的に通院し処置を行いました。

    【治療期間】

    入院12日間、通院6日間

    【治療総額】

    治療総額62万9,720円

    ペット&ファミリー損保のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金37万7,804円
    自己負担額25万1,916円
    ※免責金額(5,000円×18日=90,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合。請求事例をもとに簡易的に保険金支払い額を算出
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    ブルドック(1歳・男の子)

    ブルドック(1歳・男の子)
    (Wirestock Creators/shutterstock)

    8月に熱中症になり2日間通院し、血液検査や点滴、注射などの治療を行いました。

    【治療期間】

    通院2日間

    【治療総額】

    治療総額10万0,221円

    ペット&ファミリー損保のペット保険、 「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金6万3,155円
    自己負担額3万7,066円
    ※免責金額(5,000円×2日=10,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合。請求事例をもとに簡易的に保険金支払い額を算出
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    ラブラドール・レトリーバー(10歳・女の子)

    ラブラドール・レトリーバー(10歳・女の子)
    (enadan/shutterstock)

    10月に熱中症になり、1日間通院し血液検査や点滴などの治療を行いました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療総額】

    治療総額3万1,840円

    ペット&ファミリー損保のペット保険、 「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金1万8,788円
    自己負担額1万3,052円
    ※免責金額(5,000円×1日=5,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合。請求事例をもとに簡易的に保険金支払い額を算出
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

     

    大型犬の治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心

    大型犬の高額治療費の支払に強いペット保険『げんきナンバーわんスリム』
    (Wittybear/shutterstock)

    熱中症は重症度によって治療費に大きな差が出ます。万が一高額な治療費が発生してしまった場合に飼い主さんの負担を軽くするために、高額な治療費に対応できるペット保険に加入しておくとよいでしょう。

    ペット保険の選び方のポイント

    ペット保険にはたくさんの種類があり、保険商品によって補償内容は大きく異なります。「どれも同じようだから、保険料が安いものにしよう」と判断せず、補償内容をよく理解した上で選ぶようにしましょう。

    • その犬種・猫種が発症しやすい病気やケガが補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な治療費に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
    • 終身で更新が可能か
    • 更新時に条件変更がないか など

    親身に対応してもらえるかなどもチェックしておくと安心です。

    高額治療費の支払いに強いペット保険なら『げんきナンバーわんスリム』

    高額治療費の支払いに強いペット保険を選ぶならペット&ファミリー損保の『げんきナンバーわんスリム』がおすすめです。

    『げんきナンバーわんスリム』の特徴は以下のとおりです。

    商品の詳細はWEBサイトをご確認ください。

    高額治療・慢性疾患の治療に強い※1・2

    1日に複数の検査を行うような通院、手術や入院の内容によっては、治療費が高額になるケースも少なくありません。

    1日あたりの限度額なし

    『げんきナンバーわんスリム』には、1日あたりの限度額がないため、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。

    年間の利用回数に制限なし

    年間の利用回数にも上限がないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても年間の限度額内であれば何度でも保険金の請求が可能です。

    10歳以上の保険料は一定※3

    ペット保険は人の保険と同様、年齢が高くなるほど保険料が高くなるのが一般的です。『げんきナンバーわんスリム』はペットの長寿化を見据えて10歳以上の保険料は一定です。

    充実した補償内容※1・2

    時間外診療費も補償

    通院、入院、手術はもちろん、時間外診療費にも対応。突然の休日や夜間の診療でも安心です。

    歯科疾患・遺伝性疾患を含む幅広い傷病に対応

    さらに、ペット保険で補償対象外となりがちな、歯科疾患※4、膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニア、先天性・遺伝性疾患、猫エイズ(猫免疫不全ウィルス(FIV)も補償対象。

    先天性や遺伝性の病気が心配な、0~3歳の若齢の犬猫も安心して加入いただけます。

    ※1 補償期間中に受けた病気・ケガの治療に対し、保険金の年間限度額はプラン70の場合は70万円まで、プラン50の場合は50万円まで。また、1日あたり5,000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※2 保険金のお支払い対象とならない治療費がありますので、詳しくは、「補償内容ページ」「重要事項説明」等をご覧ください。
    ※3 今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
    ※4 乳歯遺残(不正咬合を含みます)、歯列矯正などケガ・病気にあたらないもの、治療に該当しないものは保険金のお支払い対象外となります。
    24D148-240718

    まとめ

    熱中症は愛犬の命を奪うこともありますが、飼い主さんが予防できる病気でもあります。気温の高い日は室温や散歩の時間などに気を付けるようにしましょう。愛犬の様子がおかしいと感じたら早めに動物病院を受診してくださいね。

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