ペット保険のペット&ファミリー損保【公式】 T&D保険グループ

ペット保険はほんとうに必要ですか?


わたしたちにとって、ペットは人生をともにする大切な家族です。
けれども、いっしょに生きていくには、彼らと彼らにまつわる数々のことを知り、考えていかなければいけません。

たとえば病気になったら、ケガをしたら?

人間には国民皆保険制度というものがあり、一般的に医療費の3割の自己負担で済みます。たとえ手術や入院で医療費が高額になっても一定額以上は払い戻すことができます。

ではペットはどうでしょう。
動物病院を受診した際の医療費は全額自己負担。
ケースによっては高額な支払いになる場合も…。

それではよく聞く「ペット保険」はどうなのでしょう?
かしこく学び、かけがえのない愛情を持って、大好きなうちの子と暮らしていきたい。
そう願うあなたに読んでほしいペット保険のお話、はじまります。


●登場人物

堀田 唯(ほった ゆい)
30歳独身、ペット&ファミリー損保営業。とにかく犬が大好き。何事にも好奇心旺盛で、面倒見がよい。夢中になると目の前が見えなくなることもあるが、世のため人のためペットのために行動し、そういう人生を送りたいという強い意志を持っている。パートナーはフレンチブルドッグのマルコとミニチュアダックスのパフィ。好きな言葉は「清く正しく美しく」。

弓木 塔子(ゆみき とうこ)
27歳独身、カフェ店員。堀田の大学の後輩で、やる気や根性はあるものの、どうも空回りしてしまうタイプ。持ち前の明るさでカバーするが、緊急時にはパニックに陥ることも。犬猫が好きで、保護活動にも関わっている。パートナーはアメリカンショートヘアのガーベラ。好きな言葉は「迷わず行けよ。行けばわかるさ」。

高岡 仁(たかおか じん)
31歳独身、獣医師。堀田の愛犬たちのかかりつけ医であり、頭脳明晰、冷静沈着で堀田が解決できない難問にアドバイスをくれる。一見クールな印象だが、素顔は心優しい青年で、ペットたちの健康を日夜考えている。パートナーは柴犬の朔太郎。好きな言葉は「ローマは一日にして成らず」。

ペット保険のこと、考えたことはありますか?

「ペット保険のことをお伝えしたくて、はじめます」

こんにちは、堀田 唯です!

わたしはペット&ファミリー損保に勤めている30歳女子です。
2頭のわんこと暮らす、大の犬好き。
寝るときも遊びに出かけるときも、うちの子たちとはいつも一緒にいたい。
大事な大事な家族なんです。みなさんもそうですよね!

最近、ペットオーナーの話題にもよく挙がる「ペット保険」。
きょうはペット保険について、わたしなりにお話できたらなと思っています。

それはある日のことでした——。

「えっ…ペットにも保険があるんですか?」

…と真顔で聞いてきたのはわたしの大学時代の後輩、弓木塔子ちゃん。
(この子、わたしがどこに勤めてると思ってるんだろ)
塔子ちゃんは猫が大好きで、ガーベラと名づけたアメリカンショートヘアーの子と暮らしている。

「人間はほら、健康保険があるじゃないですか。これってもう日本が誇るべき保険システムですよね。」

「そうだね。基本的に3割自己負担で済むわけだし、高額な医療費になったとしても、一定額以上払うこともないしね」

「ですよね!…国はペットのこともちゃんと考えてほしいなあ。だって動物病院に行ったらぜーんぶ、自己負担ですよ。100パーセントですよ。ペットは大事な家族じゃないですか。ねえ」

「ペットは大事な家族だよ、うん。だからペット保険のこともちゃんと考えないといけないんじゃないかなって思う」

「それそれ。ペットにも保険があるんですね!」

「もちろんペットにも保険はあるの。ペットのケガや病気のリスクに備えるためにね。人間とおんなじ」

「えっと、民間の保険会社がペット保険を販売してるってことですよね」

「そういうこと。だからたくさん種類があるわけだけど、基本的には動物病院での診療や治療、通院、入院、手術の費用に対して一定の支払いが補償される仕組みなの」

ペット保険ってどう思いますか?

「いまいちよくわからないペット保険。でも犬や猫好きなら知っておきたいですよね」

「たくさん種類があるってことは、補償割合もいろいろってことですよね?」

「そうそう。たとえば最近のペット保険では『50パーセント補償』かな。これは文字通り半額を補償してくれるの。あるいは『70パーセント補償』のプランもあるよ。こちらはもうかなり医療費負担の軽減になるんじゃないかな」

「動物病院の治療って高いですもんね」

「うん、なんていったって全額自己負担なわけで…動物病院は人間のような診療報酬制度がないから、病院によって治療費が異なるの。金額的にはなかなか厳しいものがあるよね…」

「唯センパイ、正直どう思います? ペット保険って必要なんですかね?」

「…ガーベラはそんなに動物病院に行かないの?」

「うーん、ほかの子がどれくらいの頻度で病院に通ってるのかわからないから比較できないんですけど…ただ、このあいだ実家にいる猫が緊急手術したんです」

開腹手術にかかった金額は…

「突然の事故や病気…飼い主さんは生きた心地がしませんよね」

「えー! 確かガーベラのお母さんだよね、そうだったんだ」

「そうです、ガーベラのお母さんのナナちゃん。唯センパイも会ったことありましたよね。手術もうまくいって無事だったんですけど…やっぱり唯センパイにもちゃんと言えばよかったな。いやあ、不安だったなあ」

「なにがあったの?」

「いわゆる『異物誤飲』でした…あたしのせいなんです。その日実家にガーベラと戻っていて、ローテーブルの上にヘアゴムを放置したままにしちゃって。ナナちゃんが遊びながら口に入れて、そのまま飲み込んだんでしょうね」

「無事でよかったけど、お金もかかったよね…」

「そうなんです。もちろん、どんなにお金がかかってもこの子たちの命は守ります。しかも今回のことはわたしのせいだし…でも、正直まあまあしますよね…」

「いくらかかったの?」

「10万円ちょっと、という感じです。カードで支払いましたけど…」

ペット保険と、わたしの考え方

「ではペット保険のことを、ちゃんとお話しましょう!」

「じゃあペット保険が必要かどうか、わたしの考え方をお話しするね。動物病院なんてぜんぜん行かないよ、うちの子は健康だし丈夫だもん、という人もいますが…」

「だから保険なんて必要ないよ、と」

「そう。でもね、想像してみて。事故や病気は誰にも予測がつかないでしょう? いつもそれは突然やってくる。そろそろ病気になりそうだから保険にでも入っておくか、というわけにもいかない。健康状態や年齢によっては加入できない場合だってあるからね」

「そうですよね」

「どれだけ大事にペットを育てていても、いつだって突然の病気やケガのリスクはあるの。いざというときに大切な家族を守れるかどうか。むしろそのことに関して『安心』に『投資』するのが保険なんだって、わたしは思ってるんだ」

「…『安心』に『投資』する?」

「そう、そういう考え方。ただ勘違いしないでほしいんだけど、ペット保険には返戻金や貯蓄の要素はないのね。税金の控除もないです。すべて掛け捨てタイプだしね。まずここは押さえておいてね」

「うんうん」

『投資』というのはお金のことじゃなくて、この先の『安心』を何倍にもするという意味なの。ペットと暮らしていて、ほんとうに必要なのは、この先も一緒に健康的に暮らしていける、という安心感なんだと思う」

「安心感…」

「保険に加入していれば、少なくともお金のことで慌てることはないし、その安心感は時間が経てば経つほど、わたしたち飼い主に幸せをもたらしてくれる」

「年老いたガーベラのことを想像するだけで、もっと愛しくなりますもんね。病気になっちゃったとしても」

「ね、そうでしょう?」

「唯センパイの言うことはとってもよくわかります。その上で…動物病院にかかる頻度の高いペット以外は、保険に加入してもお金を無駄にしてしまうという考えもありますよね。いつ起こるかわからない突発的な病気やケガのことを考えるより、いまの生活をしっかりしたいというか、無駄遣いは避けたいというか…」

「うん、それはそれで当然の考え方だと思う。でもね」

「でも?」

「それならそれでペットのために貯金をするとか、何らかの『安心感』を手に入れたほうが、精神衛生上いいんじゃないかな。ただし、貯金じゃ足りないことだってある…。保険に入っている安心感が、ペットと一緒に暮らすための力になってくれるのは確かなんだよね」

ペット保険のことを考えて、もっと伝えていきたい

「ペット保険で気になるのは、もちろんその補償内容ですよね」

「さて、ペット保険の加入を考えたとき、気になるのが補償対象だよね」

「はい」

「ペット保険の種類によって異なるけれど、一般的には、病気やケガによる通院での診療、お薬代、入院治療、手術をした場合など保険金が出ます。ただ、ワクチン接種や健康診断、歯科治療、去勢・避妊手術、妊娠・出産は補償の対象外となるケースがほとんど。事前に申告した特別事項による病気やケガも補償対象外になるかな」

「補償内容は『50パーセント補償』と『70パーセント補償』が多いんでしたっけ?」

「うん。もちろんその保険にもよるけどね。全額補償は少ないかな。5割、7割補償のバランスがいいからだと思うけど」

「月々かかる保険料っていくらくらいなんですかね…?」

「保険料は保険の種類や契約内容によってさまざま。一般的には、月々千数百円から数千円くらいのものが人気みたい」

「え、思ったよりお安いんですね!」

「うん。これくらいなら無理なく加入できそうだよね」

「はい。もっと高いかと思っていました」

「うふふ。お金のことはとっても大切だから、お金に振り回されないようにするためにも、わたしはペット保険に加入することをおすすめするよ」

「わかりました!加入します!」

「うんうん。まずはきちんと補償内容を確認してからね。ガーベラの生涯に関わることなんだから、じっくり考えて選ぼうよ」

「…でも、唯センパイってなんでペット保険のことにそんなに詳しいんですか?」

(いやいや、わたしの仕事、前にぜったい言ったことあるよな…)

「あ、彼氏って獣医師ですもんね!」

???
もしかして高岡先生のことだろうか。
どうしたらそうなるんだとわたしは思いながら、否定した。
あの人はかかりつけの動物病院の先生ですからね。ただの。

「…ん?」

さて、このやりとりで、わたしはあらためて思ったことがあります。
これからもペット保険のことを考えて、考え抜いて、伝えていきたい。
勧誘するだけじゃなくて、伝えたいんだ、ということ。

もの言わぬペットたちのために、そしてそのやさしい飼い主さんたちのために、役に立ちたいのです。

どうかこれからもおつきあいいただければうれしいです。

堀田 唯でした!


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